チャプター 6

ヴェイル:時間だ。

カルム:行くか。

ヴェイル:もう後戻りはできないぞ。

カルム:ああ。わかってる。

ヴェイル:進んでも後悔はないか?

カルム:愚か者どもを激怒させ、罠も仕掛けた。影に堕落させられる世代を排除できるのなら、命を落としても構わない。

ヴェイル:勇ましいことだが、口だけでは困るぞ。

カルム:パオラは?

ヴェイル:お前のゴーストが知っているだろう。パオラは無事だ。ベインと一緒にいる。新たなシェルもある。悲しんではいるが… 状況は把握している。

カルム:誰のゴーストだったんだ?

ヴェイル:わからない。お前の仲間の死体に包まれて動かなくなっていた。とにかく役目を果たし、あれを突き刺すんだ。お前が死んだら、お前を殉教者に、俺を悪人に仕立て上げる音声を流してやる。

カルム:マルファーとオルサが同一人物だとバレたら?

ヴェイル:バレはしない。

カルム:では、進むか。

ヴェイル:そうだな。

カルム:光栄だった。

ヴェイル:それは私の方だ。これまでも、そしてこれからもな。

カルム:褒め過ぎだ。健闘を祈る、友よ。

ヴェイル:ああ、兄弟。