チャプター 9
伝承: ケイドと呼ばれた男.
追加された時期: 無法者のシーズン.
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「名誉」ってのはややこしいもんだ。人によって定義が違うからな。
お前が言うように…約束をしたら守らなきゃならない。それ以外は別に何をしてもいいが、約束だけは守れ。それが「名誉」ってやつさ。坊や、いいことを教えてやろう…
名誉は大事だ。それ自体が剣にも盾にもなるからな。ザヴァラはそのことを知っている。イコラもな。サラディンとシャックスは、知り過ぎているぐらい知ってるかもしれない。優秀なガーディアンなら誰でも知っているんだ。
人は約束や、約束をした人間を信用する。信用を得ることは難しいが、失うのは簡単だ。約束したら守るんだ。そうすれば、他のもの全部に裏切られても友達が何とかしてくれる。
たとえそうでないとしても…一人ぼっちで、追い詰められて、幕が下りようとしていても、求められた正しいことを自分はやったと思いながら死ねる。
勘違いしないでくれよ。名誉みたいな「正しいこと」ってのは、他人の影響を受けやすい概念だ。「正しいこと」は状況によって変わる。
何だか詩人みたいだな、俺。「ウォーロック的になる」って俺達は呼んでたけど。自分でも意外だが、時々あいつらの考えや言葉づかいに価値を見出すことがある。おや、ここでも教訓が1つ…
「他者の中に価値を見出す」ことだ。
仕切り屋のタイタンやフワフワしたウォーロックには俺はあまり共感できないが、連中にも価値はある。
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