審判を作った時、「ワシは解放者だ、真実の語り手だ」と言った。
審判は楽しめるものにしなくてはならない。
大量の貢ぎ物を受け、ワシは征服者の虫と話した。
虫はワシに話しかけた。真実の言葉だ。
虫はワシの一部を食った。そういう契約だ。
虫はワシに形状を見せた。喜びの正しい形だった。
こう言った。これが喜びの形だ、我が支配者よ。

こちらへ来い、カグール。ワシの審判へ来い。
お前の役目は何だ?話せ。この形状と比較する。

カグールが口を開いた。世界を滅ぼし、全ての月を引き裂く者が。
我が役目は全ての会得、全ての支配。
統治することに喜びを感じる。

カグールは言った。新しく生まれた者は全て我に忠誠を誓わせる。
飢餓で怒っている巨体。
飢餓がなければ命令を聞かない者達。
我が死はこの喜びの中に隠れている。

ワシは形状を司る者として、カグールに判決を出した。
カグールの貢ぎ物の味で決めた。
カグールの喜びの形状で。

我が子、クロタが話し始めた。
カグールでさえも支配できない生き物を育てましょう。
そうやって我々の力を拡大するのです。

これがワシの審判を執行する者達だ、ユルよ。
その声をしっかり聞け。ワシが選んだのだからな。