中間点から、
アラークハルは頭を上げてワシを拒絶した。

こう言った。
オリックスに任務を言い渡されていない。
故に自分の任務は自分で決める。
オリックスを倒すという任務を。

だからワシは奴を倒した。
そしてワシの傍に埋めた。
奴の大きな秘密の任務の成功に喜んで。

剣になるために、
鋭く、貪欲で、循環的で、存在論的になるために。

ワシがアラークハルに託した任務はそれだ。
鋭き黒剣よ。
我が愛する養子よ。