ガーディアンへ、
軽蔑が広がる場所からこのメッセージを書いている。いや、違う。そういう意味ではない。表面ばかりで判断しないでくれ。この宇宙の構造物の中にある場所だ。お前達を見下している。
ハイヴの鋭い剣で切られたこの世界にいると、いろいろ不思議に思うことがある。そして、こうしてメッセージを書いてお前に送っている。
偉大なる統治者、オリックスについては、ほぼ何も言うことはない。何故か?それは、オリックスが全て行動で示すからだ。奴の哲学は行動で伝えられる。オリックスは己が敬う力に相当に近付いた。その結果、オリックスは一度に多数の場所に、多数の姿で存在することができるようになり、真実の後に問うために己の使者を送っている。
力を使うたびに、オリックスは己が崇拝する自立した不滅の宗主権を具現化しようとしている。宿られた者達を浄化して役に立つ形に刻み直す力。
聞け!聞け!理解しろ、田舎者。これ以上明らかなものはない。
オリックスは力が真実である世界に住んでいる。勝つことが高潔であり、本物であることだ。その世界から1歩出ると、物質的な宇宙にやって来ると、その力は半減する。
オリックスのエコーは質問を問う。「お前は真実か?」と。つまりそれは... いや、それがどういう意味かは分かるだろう。
オリックスエコー
己を下げよ。武器を下げよ。
己を捧げよ。形状を、グライダーを、機械を全て捧げよ。
ワシはオリックス。形状の王であり、石版を彫る者。
ワシの最後の真実の形状の仕上がりを見よ。
最後の原理を。
ワシが作る宇宙を目撃せよ。
ワシは漸近線に近づく。
ワシは複数の地形に渡って大きくなる。
ワシはただ意思をつなげているだけではない。
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