/今のは何だ?
/何でもない。ここは安全だ。
/本当だろうな。
/落ち着け。ギャップの戦い以来、この地区は全くの無人だ。ここには誰もいない。
/俺達以外はな。何故ここに送られたんだ?
/さあ。分からない。でも内部事情を教えてくれるから、機嫌を取ってるんだ。お前、あんまりにも静かだから不安になってるんだよ。この画面の設置を手伝ってくれ。
/犯罪者になった気分だ。
/総意からはそうではないという言葉をもらってるぞ。
/そういうんじゃない。法律には反してないかもしれないが、タワーに盾突くことになる。何だか...
/危険か?
/間違ってる。
/なら帰れ。
/ああ、お前はその方がいいんだろう?自分は手柄を上げて昇進し、一方俺は...
/なら残ればいい。よし。これで起動したと思う。
/画面に何も映ってないぞ。信号は届いてるか?
/いいや。シャッ... 連絡係は、6時ちょうどだと言っていた。
/なら遅れてるな。もしこれが無駄足だったんなら...
/何だ?何かするつもりか?
/とにかく...
/信号だ!よし、来たぞ。
/雑音だ。
/これは...
/違う...
/誰だ、お前はシャッ――
/99-40。アーサイト。テックス・メカニカ鋳造場西地区のモードリス・ウィンダムとシャ・ドロイゼンですか?
/そうだ...
/次のメッセージを届けるように主人から指示を受けています。「お前達のような卑しいクズと関わり合う暇はない。うんざりだ。」
/え...
/主人から続けるように指示されています。「座ってフレームに話をさせろ。お前達のような連中はお見通しだ。シティの大物。少しくらい...」
/待ってくれ...
/「...敬意を示してみろ。聞け。メッセージは受け取った。だが却下だ。つまり...」
/そんな...
/「...お前達のような愚か者のために、テックス・メカニカのゴミが役に立つ姿を見せるために、クルーシブルの戦いで八百長をするなど許さない。愚かにも...」
/そんなつもりじゃ...
/「...私を買収しようとしたのはお前達が初めてだと思ったか?何故私を買収できるなどと考えるのだ?こんなに誠実な顔をしているというのに?お前達の汚れた金が必要に見えるか?クルーシブルは神聖な場だ。それを理解せず、お前達はまるで遊びだと思っている。この辺で...」
/クソ...
/「...私の使いに怒鳴り散らし、シティでは合法だ、ただの仕事だ、ただの財政援助だと言い出す頃だろう。よく聞け。お前達の頭上には10人のタイタンが待機している。私の命令次第でお前達を奇襲する。その時、彼らにもただの仕事だと言えるか?」
/クソ...
/「あるいは、どうやってこの埋め合わせをするか話し合っても良いぞ。」
/ああ。
/「私の使いが聞いている。彼に提案するがいい。」
ゴーストの破片: シティ時代2
文字数: 1529 | 総閲覧数: 1.3K