ジョルヨンはクロウの1員だった。他よりも多くのものを見てきた。敵が持つ最強の武器もその手にした。その武器に火傷したのも覚えている。そのうち、機械をいじり始めた。機械がどう動作するのか、どう機能するのかを知り、見るのが好きだった。新しい機能方法を見出すことに幸せを感じていた。目的を変えるためではなく、もっと良くするために。

その武器は大きな衝撃を発生させ、それが広範囲に広がった。この衝撃を集中させたらどうなるか?強く安定した手を持つ熟練の狙撃手なら、敵をパニックさせるよりも直接攻撃を食らわす1撃を撃ち出すことができるだろう。

野蛮な敵に手加減してやることはない。ウルブズは新しい主を見つけるだろう。炎という名の主を。