生まれつき強い者はいない。

君達と同様、私も弱い存在として誕生した。あの数字を見て自分がどこから来たのか疑問に感じるエクソでも、自分を見捨てたかつての世界を理解したがっている人間でも、目をそらしたい本質の中で新たに生まれたアウォークンでも関係ない。我々は皆、偶然という長い棒の指す先にいる。太古の海の波紋が1つでも違っていれば、内なる光も、我々を助けてくれるゴーストも授かることはなかっただろう。

つつましき起源。

どの世界も、無数の小石の中に埋もれた大きい石として始まった。立派な太陽はどれも、かつては真空に広範囲に広がった冷たい水素だった。我々を取り囲んで畏怖させるこの広大な空間さえも... この創造の記念物である宇宙さえも、最初はリンゴの種ほどの大きさだった。素晴らしく偉大なものは全て、数え切れない偶然と破壊の終わりに立っている。

そうだ、君達には才能がある。巨大で驚くべき力が。しかし、気を引き締めねばならない。ガーディアンがどういう存在か理解できているか?まだだ。君達の名前はほんの小石だ。まだまだ冷たいリンゴの種だ。

だが、君達は強く成長していくだろう。