音無き平原の向こうからでも聞こえるほど強い光を持っているなら、奴らの叫びが聞こえただろう。

奴らの叫び、支配や起源をほのめかす手がかりと思われるものの間にある虚空らしきもの。ハイヴは神にすがったかと思えば、口調を変えて別の神に囁きかける。

おそらくここに、奴らに終焉を迎えさせる答えが、または奴らの欲望へと続く橋がある。どんなに研究を続けても、私はいつもハイヴのルーンをどんな口調で読むべきかに悩む。クリプトアーキのアドンナがまだ生きていてくれたらとよく思う。誰1人、彼女の知識に匹敵する者はいない。

4つの音が頻繁に繰り返される。たった4つのみ。だが、5つ目が聞こえてきそうなところまで来ている。神殿から1度だけ微かに漏れてきたのを聞いた。

エイル

ユール

ソル

ユル

このシンプルな音の中に、まだ明かされていないハイヴの秘密が隠れていると思うと恐ろしくなる。ハイヴの神をも超えた何かだろうか。それとも神に関する何かだろうか。もしかすると、人類が星に名前を付けるように、ただ我々の星をハイヴの言葉で呼んでいるだけなのかもしれない。私自身は、奴らが何らかの種族に呼びかけているという説を何よりも強く信じている。かつて現世に生きた何か、または今でも我々の中にその身を潜めながら生きている何か。この種族なくしてハイヴはないのだろう。

ウォーマインドからもっと具体的な答えを得たいと願う。我々の目からは表面しか見えない世界でも、その内側が彼らには見えていることを願う。ウォーマインドが約束した知識は、未だガーディアンが最も探し求めているものだ。古代の技術により作り出されたウォーマインドのファイアウォールを潜り抜けられる方法を見出し、ウォーマインドを再び人類の味方に付けることに成功すれば、この悲惨な戦いや暗い未来に終止符を打てるだろう。ラスプーチンがいることで希望が生まれたが、彼はずっと沈黙を守っている。これは自己防衛だと願うしかない。自分自身を守ることに専念しているのだと。我々は彼の味方だと証明する必要があるが、最近、私は他とは違う考えを持つようになった。ラスプーチンのシステムは、ハイヴと暗黒そのものに飲み込まれてしまったのではないかと。

だがしかし、私は多数の恐怖を抱えた老人だ。その狂気に触れてしまいそうなほどの恐怖の中で、私は生き続ける。